プログラム内容

・作業療法士による感覚統合療法を行います
感覚統合療法とは、世界的に知られている療育法の一つです。感覚の調整を行い、生活上の困難を解消することを目指しています。

〇感覚とは
感覚とは、体の外から入ってきた刺激を、脳で情報として受け止め、処理することをいいます。

刺激を受ける(入力)→情報処理→行動する(出力)

〇感覚の種類
よく知られている5つの感覚:視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚「五感」
自分で意識しやすく、つまづきを実感しやすいです。また、周囲に気づかれやすいため、比較安易に対応してもらえます。

聞き慣れない3つの感覚:固有覚・前庭覚・触覚
この3つの感覚は無意識に使っている感覚のため、そこにつまづきがあっても本人も周囲も気付きにくいです。また、下の図にもありますが、生きる上での土台となっている感覚です。

5つの感覚の中で馴染みのない3つの感覚について説明
1.前庭覚
・三半規管や耳石(耳の奥)で感じ取る
・揺れ(ぐらぐら)、回転(ぐるぐる)、速さ(ビューン)を感じ取る
・身体の傾き・バランス(姿勢の保持)
・眼球運動(滑らかな目の動き)

鈍い→トランポリンや滑り台を好む傾向あり。その場でぐるぐる回ったり、体を前後に揺らしたりする
過敏→速さや揺れを怖がる。取り組める遊具が少ない

2.固有受容覚
・筋肉と腱で感じ取る
・筋肉が伸び縮みすることで生じる感覚
・力の入れ具合の調整や手足の位置・長さ、幅を知る
鈍い→動きの真似が苦手(ダンスが苦手)。物の重さが分かりづらく扱いが雑。姿勢が悪い。不器用(靴ひもが結べない)

3.触覚
・皮膚で感じ取る
・柔らかさ、硬さ、熱さ、冷たさ、痛さを感じる
鈍い→自分の輪郭(皮膚感覚)が曖昧になり、人との距離感が近い。爪や鉛筆を噛む
過敏→爪切りや散髪、耳かきを嫌がる。帽子や靴下を嫌がる。人に触られるのを嫌がる(急に手をつなごうとされると嫌がる)

この3つの感覚を含む土台がグラグラの状態(うまく働いていない)では、練習してもなかなかうまくいきません。まずは土台の感覚を整えて、しっかり固めてこそ、次のステップアップにつながります。

「感覚は脳の栄養素」
感覚統合遊具によりA10神経群・前頭前野を刺激していきます
▼トランポリン
▼スイング器具
▼マット運動
▼平均台
▼キャッチボール
また、遊具だけでなく、テープやゴム、新聞紙など身近な道具を使ったり、鬼ごっこや手押し車、キャッチボールなどの遊びを通じて感覚統合の視点から療育を行っていきます。
まずはお子さまが楽しく遊ぶこと!遊ぶことが大切です。

作業療法士の個別療育以外にも、感覚統合の指導を受けた保育士をはじめとする児童指導員たちの運動療育があります。体を思いっきり動かして、心も体もリフレッシュしよう!


・宿題は当施設にて行います。
その中で書字や理解力、姿勢や集中力など、気になる点や不安点に対して、一人ひとりにあった方法で対応していきます。
当スタッフには、教員の経験や茨城県主催の夏休み算数教室(学びの広場)でのサポーターをされていたスタッフがおります。宿題を一緒に行いながら、つまづきを見て指導していきます。

知育療育を行い、お友達と楽しく脳へ刺激を与えます。
馴染みのあるおもちゃやゲームを使って、お子さまの考える力を身に付けていきます。


・食事、着替え、トイレなどの日常生活の練習を行います。
なぜできないのか、どこにつまづきがあるのかをしっかり見極め、どのようにしたらできるようになるのか、スモールステップで練習を行っていき、お子さまの意欲や自信につながるよう支援していきます。

・あいさつ、身だしなみを含めた生活習慣を整えていきます。
当施設に来所した際のあいさつ、ごはんやおやつを食べる際のあいさつなど、一日を過ごす中でいろんなあいさつがあると思います。社会に出ていく上であいさつは最初のマナーです。
トイレの後下着が出ていないか、衣類を脱ぎっぱなしになっていないか。当施設で過ごすのはもちろん、社会に出ると常に集団行動です。自分勝手な行動ではなく、周囲に不快を与えないよう、身だしなみを整える必要があります。
また、TEACCHプログラムを活用し、一日のスケジュールを自身で管理し、実行できるようになることで、自立した生活が送れるようになります。
そのような生活習慣が身につくように、一人ひとりに合わせた方法で支援していきます。


・お友達とのコミュニケーションがとれるよう、コミュニケーション方法を身につけていきます。
集団での運動療育を通して仲間とのルール・約束事を守り、自分の主張をうまく伝えたり、友達を受け入れたりといったやりとりを取り合うことでコミュニケーション方法を学んでいきます。 また、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を通して、人が他人と関わりながら、社会で生きていくために必要な技術を学びます。

SSTでは、自閉症スペクトラムの子が理解しにくいといわれている「きちんとしなさい」や「相手の気持ちを考えなさい」など、あいまいな言葉を使わずに、理解しやすいかたちでトレーニングをして、社会のルールを身に付けていきます。

音楽療育を通してソーシャルスキルの向上を図っていきます。
楽しく参加できる音楽活動を通じて、日常生活に発生している困難を改善し、QOL(生活の質)を上げることを目指します。


*この4つの力全てが相互しており、生きていくためには必要な力といわれております。
その「生きる力」を養うために私たちはチームで支援していきます。


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